鈴木薫
1989年生まれ。東京都在住。
小さい頃は近所の絵画教室で水彩を、大人になってからはデッサンを習ってきましたが、
30歳で日本画に出会い、岩絵具の美しさに感動してから日本画を習い始めました。
日本画を始めた当時2歳だった甥っ子を絵のモデルにしています。
子どもを見ている時、「あなたの瞳には世界がどう映っているの?」と問いかけたくなります。
子どもを描いている時、自分が子どもの頃に持っていたはずの、周りのあらゆるものが輝いて見えた純粋な瞳を思い出します。
忘れていた世界への見方を思い出し、あっという間に過ぎてしまう子ども時代のはかなさを感じます。
「みんな、子ども時代があった」ということを思い出し、大人になった今、瞳に映る自然の美しさや大切な人がいることの尊さを感じてほしいです。